こんにちは、補聴器センターアイの田中です。
コロナ禍でマスクする事が当たり前になりましたね!
しかし、難聴者にとっては聞き間違いが増える原因の一つでもあります。
今回は「補聴器とマスク」をご紹介したいと思います。
1)ソーシャルディスタンス(会話する距離をとる)
・声が小さくなる(音量が下がる)・周囲の雑音と混ざる
2)マスクで口元(表情)が見えない
・コミュニケーションは「目と耳からの情報」を瞬時に判断している
マスクで目からの情報(視覚情報)が減る。
・軽度難聴者の多くは聴覚情報のみでは、聞き間違い・勘違い等が増える
3)お互いマスクで会話
・マスクをしながらの会話しずらいですよねぇ~
単純に声が小さくなる(音量が下がる)場面も多くなります。
4)マスク越しでは声に変化が・・・
・人間の日常的な会話は250Hz~4,000Hzの周波数帯にあります。
市販のマスクをつけている場合、2,000Hz~7,000Hzの間の高めの音が
減衰してしまい、声のバランスが変わります。
それで「マスク越しの声がこもって聞こえる」のです。
5)マスク着用時のコミュニケーション 心掛けてほしい事
- 会話の際には難聴者の正面に立つ
- 可能であれば透明なフェイスシールドの使用を検討する
- 最低限のソーシャルディスタンスを保ちながら、なるべく近くで会話する
- 話すときはゆっくり、はっきり発音するよう心掛ける
- 環境の雑音を可能な限り小さくする
- 紙に書いた情報やジェスチャーなどを併せて使用する
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