メガネのアイ/補聴器センターアイ 網野店の後藤です。
前回の続き、
聴力データがわかればオススメの補聴器が絞れます。
そこで今回は「補聴器の種類」をご紹介していきます。
① 耳掛け型補聴器
まずは耳掛け型補聴器です。
昔は目立つ補聴器の代名詞のようだった耳掛け型ですが、
今、もっとも多い補聴器は耳掛け型。
その理由は「小型化」と「幅広い聴力への対応」です。
中でも最も多く販売されているのが「RIC(外耳道内レシーバー)補聴器」です。
音の出る「レシーバー」という機械が耳の中に位置する補聴器です。
従来の補聴器は本体側に音の出る所がありましたが、
本体から独立することで補聴器が小さくできるようになりました。
また、鼓膜に比較的近い位置から音が出るので、
音質が良いというメリットもあります。
耳を完全に塞がない装用(オープンフィッティング)も可能なので、
比較的程度の軽い難聴の方にも違和感が少なく
使用していただけるタイプの補聴器です。
高度難聴にも対応できるほどRIC補聴器も進歩してきましたが、
やはり重い難聴の方には従来の耳掛け型(BTE)が良いと思います。
音量感が違います。
また、「小さすぎない大きさ」は高齢者の方の取り扱い易さにも繋がります。
耳垢が湿ったタイプの方にも壊れにくくておすすめです。
RICタイプ、BTEタイプ共通のメリットとして、
「充電式タイプも選べる」という点があります。
耳穴型補聴器の充電タイプは一部メーカーで取り扱いが始まっておりますが、
まだ少ないのが現状です。
②耳穴型補聴器
次に耳穴型補聴器です。
耳の型を採取して製作しますので、ぴったりと耳の中に納まる補聴器です。
装用も慣れると一番簡単かもしれません。
マスクやメガネの邪魔にならない補聴器としてもメリットがあります。
注意点といたしましては、
低音域の聴力が比較的良い方はこもり感を感じるかもしれません。
様々な形状の空気の通り道(ベント)を設定することで軽減できますが、
最初に少し「慣れ」が必要な形とも言えます。
最近では「イヤホン型」のようなおしゃれな耳穴型補聴器も登場しています。
型を取らない既製耳穴型になります。
ぱっと見ワイヤレスイヤホンにしか見えません。
従来の補聴器に抵抗がある方にオススメです。
いかがでしょうか。ややこしいですね。
RIC型が売れているからと言って、すべての方にオススメというわけではありません。
どんな聴力の人が どんな風に どう使いたいか。
色んな角度からお話をお伺いし、選んでいくのが補聴器かと思います。
まずはご希望を補聴器相談店にお伝えください。
一緒に「これ!」という機械を探してみましょう。
それが一番の近道だと思います。
メガネのアイ / 補聴器センターアイ 網野店
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