豊岡市出石町福住のメガネのアイ/補聴器センターアイです(*^^*)
毎年、桜シーズンが終わるころに、お客様からよく質問されることがあります。
色付きレンズにはたくさん種類があります。
①アリアーテカラーレンズ
②偏光レンズ
③調光レンズ
④遮光レンズ
etc.・・・
見た目は似ていても機能はそれぞれ違います。
目的や環境によって最適に合わせることもできます。
今回はよく質問のある「調光レンズ」のご紹介です。
「調光レンズ」は、紫外線量や可視光線量に反応して色が変わるレンズのことです。
強い光や紫外線を浴びると濃い色になり、室内などに入ると薄い色になるため、明るさに合わせてサングラスをかけたり外したりする労力が要らなくなります。
調光レンズは材料であるガラスやプラスチックに、ハロゲン元素などの感光物質を練りこんだりコーティングしたりして作られています。
現在は、安全性も含め、プラスチック製のレンズに感光物質が入ったコーティングを施しているものが多いです。感光物質は紫外線を当てたり温度が上がったりすると変質し、色が変わるという性質を持っています。
そのため、日差しの強いところではレンズの色が暗くなって眩しさを抑え、室内などでは色が薄くなって明るい視界を保つことができるのです。
調光レンズは紫外線に反応して色がつくため、紫外線の当たらない室内ではほぼ透明に見えます。
室内で色のついたサングラスをかけていると違和感がありますが、調光レンズのサングラスならかけっぱなしでもOK。
シチュエーションによって使い分ける必要がないので、手間と荷物が減らせます。
また、1日中外で過ごす場合や天候が変わりやすい日でも、明るさに応じてレンズの色が変化するため快適に過ごせます。
日差しが直接当たらない場合、調光レンズはサングラスとしての役割を十分に果たすことができない場合があります。
例えば、紫外線に反応するタイプの調光レンズは、車の中だと目に見える景色は眩しいのに、UVカットコーティングされたフロントガラスが紫外線を遮ってしまい、レンズカラーが変化しません。
これを解消するには、可視光線で色が変わるタイプを選択する必要があります。
また、この仕組みは永久的ではなく、使い続けるうちに成分が劣化し、色の変化が少なくなっていきます。色の変化や戻りが遅くなったり、中間くらいの色から変化しなくなったら、調光レンズの寿命のサインです。
使用頻度にもよりますが、調光レンズの寿命はだいたい3~4年と言われています。
ただし、寿命があるのはどのレンズも同じです。
プラスチックレンズの場合は、どんな商品でも3~5年ほどで交換が必要なため、調光レンズだけが特別寿命が短いというわけではありません。
様々な高機能カラーレンズは用途や目的に合わせることでとても快適に過ごせます。(*^^*)
調光レンズよりも、偏光レンズの方が環境や目的に合っている、
偏光レンズよりも、遮光レンズの方が合っている…等、
見た目は似ていても今のカラーレンズは本当に多種多様です。
自分にはどんなレンズが最適か、気になる方はお気軽にご相談ください。(=^・^=)